独楽は世界各地に自然発生的に生まれ、
その土地々々で人間の歴史と共に歩んできた古いおもちゃといえます。
古くは、紀元前のエジプトで発掘されており、ギリシアの陶器にも独楽が描かれています。
日本でもすでに10世紀に独楽の記述がみられます。
江戸独楽は江戸時代中期以降に当時の日本人の感性と江戸という特殊な地域の中で独自の発展をみせた世界でも類のない独楽で、その数は何百種類
もあるといわれています。
その特色は主に内(家の中)で遊ぶ独楽が中心のため、色付けが非常に
カラフルでまわし方・遊び方も機知に富み、むしろ大人の嗜好を満足させるものとして発展してきたと
いっても良いでしょう。
このホームページで江戸期から脈々と伝わってきた文化の一端と現代にも通用する機知をご覧いただければと思います。