3日目

女子高生の集団を期待しながら朝起きてホテル内を見回してみると、いやに静かである。
ビーチでも全く泳ぐ人影を見ない。

昨日のおなごは幻であったのであろうか?

まあよい。今日は隣のホテルXまで歩いてみることにする。
その前に駐車場側からホテルYを撮影。漫玉日記4巻の111ページ1コマ目と同じ構図である。
122ページ、ホテルから出てくるO村を待ち構えるために隠れていた「P」の標識も、この標識であろう。
111ページ・1コマ目

さて、ホテルXに向けて歩き出す。
そこにはハイビスカスが咲いていた。
ここか! O村がハイビスカスに手を添えていた場所は!
昨日も車で通っているはずなのに気が付かなかった。
右奥にホテルXが

写真右奥にホテルXが写っている。
というかここはこのホテルYの駐車場の生垣でもあるようだ。
内側からは気がつかなかった。

そっと手を添える京介

ホテルX前まで行って見たがかなり大きいホテルだ。
フレームに入りきらない。
写真では解らないが、どうも屋内プールまであるようだ。
ホテルX

帰宅してからこのホテルXのサイトを確認したところ、
一番大きい宴会場は1200名収納だそうで、県下最大らしい。
しかもなんと大浴場まであるらしい!!
温泉でなくてもせめて大浴場ォォォォォォ〜!!
と思ったら浴場は別料金!? 宿泊客に別料金をとる大浴場というのも凄い。

ちなみにサイトを見る限りレンタサイクルはこのホテルXにも存在する。
何故にホテルYまで借りに来たのであろうか?
すべて貸し出し中だったのであろうか? それとも見当をつけたこのホテル自体が間違いなのだろうか? 悩む。

玉吉ストーカーはこれくらいにして、観光。
またまた車で北上することにする。

まず宇宙開発事業団沖縄追跡官制所に行き、
H-IIの模型やビデオルームで謎のアニメ(主人公の声・関俊彦)を鑑賞。
ビデオルームでは自由に映像を鑑賞でき、プロジェクトXの、失敗し海中に沈んだH-IIのエンジン引き上げる回も見ることが出来るという、
なかなか良心的な所である。
だがプロジェクトXは45分弱。しかしプログラムを見ると34分と表記されている。
一体10分間分は何が削られたのであろうか? 気になるところだが見ている時間は無かった。

とりあえずここは「にぼし筋肉・沖縄宇宙基地」として指定することにする。
パラボラ光線砲で沖縄の平和を宇宙人から守ってもらいたい。
パラボラ光線砲
コカコーラの自販機も安いし。
ていうか沖縄ではほとんどの自販機で¥110である。
全国均一¥120だと思っていたが、違うようである。
安い

その後は今帰仁村にある「ダチョウ牧場」に向かう。
ダチョウに乗る事・・・。それは私の数年前からの夢である。

早速ダチョウを愛でてみる。

かわいい〜(はあと)
らぶり〜ダチョウ

かなりカワイイ顔をしている。目が大きく、正直飼いたい。
猫マニヤではあるが、猫よりカワイイと思う。國府田マリ子よりカワイイ。アメリア並にカワイイ(アホか、俺)。
まあフカキョン号の数億倍はカワイイであろう。

で、乗ってみて記念撮影♪
ダチョウは拘束プレイ

25歳にもなる男が何をやっているのかと思われるかもしれないが、ダチョウに乗ることは夢だったので仕方が無い。
大体のことは「男の夢」ということで正当化されるものである。

子ダチョウはもっとかわいい。
猫より一回り大きいくらい


このくらいの大きさで成長が止まってくれるなら、確実に飼ってみたいものである。

さて、ダチョウを愛でたら?

 

 

 

そう、当然喰う!!
白い皿に盛られているのがダチョウ肉

ダチョウステーキ。
ここの名物である。

食物連鎖万歳である。弱肉強食万歳である。

臭みがあるのかと思ったら全く無く、非常においしい。
将来的には牛肉に取って代わる可能性もあると言われるほどらしく、確かにおいしい。

しかしあのカワイイ顔を見た後で食べられるのか?
当然食べられます。人間だもの。みつを。

でも猫はやっぱり食べられないかな。
國府田マリ子なら(以下略)。

その後は今帰仁城跡に行く。
そこには異常に人なつこい猫がいて、しばし戯れる。
沖縄の猫


勝手に人の膝の上に乗ってきたりして、かなりかわいいヤツである。

たっぷり愛でたその後は?

そう、当然喰う!!

豚足を。
ホテル近くに結構有名な店があるらしく、そこへ向かう。

メバル定食は無かったので、玉吉が2日目の夕食をとった所では無いようだ。

そこで私は豚足定食を、京介はソーキそばをすする。
マトモな沖縄料理をあまり食べていないので、さらにここで単品料理で海ぶどう・ミミガーなどを注文する。
ゴーヤも好きなので注文したかったのだが、やはりアレは苦く、小皿に少しなら行けるが、大量に出されてしまったら喰いきれないと判断。パスする。

そこに隣の席へカップル2組4人の連中が座り、色々単品物を注文する。
ゴーヤを注文したみたいだが、その時に、
伊集院光が沖縄の定食屋で、隣に座ったカップルがゴーヤのあまりの苦さに「こんなもの食い物ではない」と言った事に腹を立て、
「俺は美味しく喰っているんだから、金払うから出てけ!」と言って店内で喝采を浴びたという話を思い出す。

さて隣にゴーヤが運ばれる。どういう反応を示すか?
「うわっ、にげーよ、こんなの食い物じゃねーよ」
4人の中の金髪の男がそう叫ぶ。

予想通りの展開に、しかしゴーヤが嫌いではない私は非常に気分が悪くなり、
眉間に皺を寄せながらミミガーを大量に口に放り込みボリボリと喰う。

さてメニュー表を見ると「火星人刺し」がある。正確には「たこ刺し」だが。
実はゆでだこは食べたことは当然あるが、生のたこは食べたことが無い私。
たこ刺しといっても、ゆでだこのことも刺身と言うので、注文するときに「これはゆでだこではなく生ですよね?」と確認。「そうだ」との答え。
高かったのだが思い切って注文してみる。

生たこ初体験〜♪

出てきたのはゆでだこ。

・・・・。
いや、確かに美味しかったし、今まで見た中では最大級の太さのたこだったんだけど。

沖縄の罠がこんなところにも!!

横のカップル連中と相まって最高に気分が悪くなっている私。
それに対して京介はソーキそばが美味しかったらしく、
「いつもボクに嫌がらせをするからいけないんだ。食べ物の恨みは恐ろしい肉骨粉〜」と、かなり気分が良い様子。

嫌がらせとは、京介は生卵やとろろといったヌルヌルとした食材が苦手なのだ。
それを知っているので、京介と牛めしの松屋に行ったときは私は必ず
「とろろ・牛丼セット」(牛丼にとろろと生卵がセットになっている、松屋で一番美味しいメニュー)を頼むことにしている。
多分そのことを言っているのであろう。

その京介の言葉を無視しつつ、食べようと醤油を注ごうと思ったら、私たちの席には醤油が無い。
隣の例のカップル席を見るとそこには醤油があった。
仕方が無いので醤油を借りることにする。
だがあのような無礼な連中である。
醤油を借りるだけで我々との血みどろの戦いが始まることは目に見えて明らかである。
そう、これは先ほどのゴーヤ発言に対する、宣戦布告である!

「ちょっと醤油貸もらっていいですか?」
さあどう出る? 緊張の一瞬である!!

すると例の金髪が、
「ああ、いですよ〜、どうぞどうぞ」
などと気持ちよく貸してくれる。

またまた俺たちの負けか!!

ホテルに帰って、
謎の炭酸飲料で泡盛を割って飲んで寝る。
謎の炭酸飲料、沖縄バャリース・クリームソーダ(色はコーラと同じ茶色だがクリームソーダっぽい味がする)

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