2日目
10時間以上寝たが疲れが取れない。
昼食の洋食バイキングチケットを1回分サービスで貰ったこともあり、今日は昼食を食べてから行動することにした。
昼食前にホテル内を探検することにする。
中坊か? と聞かれれば中坊であろう。
だが今回は玉吉の足跡を辿る旅である。ストーカー玉吉のストーカー状態である。
外に出てビーチに出てみる。
男子校生らしき連中が遊んでいる。
右側が我がホテルY。左側向こうに見える建物が位置的にホテルXであろうか。
シーカヤック最高〜! 黒船最低〜!
ホテルYとホテルXの境くらいまで行き、ホテルXのビーチを撮影。
たしかにこちらのホテルYの方が泳いだり遊んだりするには向いている様である。
ホテルX
だが少し離れており(地図上は600mほど)、わざわざ泳ぎに来たO村の意図を掴みかねる。
しかし沖縄にきているというのに水着を持ってきておらず、だからといって現地で買う気もなく、
海に入る気が1ミリも無い我々の意図はもっと掴みかねる。
中に入り、最上階エレベーター横の部屋を目指してみる。
ここだ! エレベーター横の部屋は特殊な構造のホテルのため1つしかない。玉吉が泊まった部屋はここであろう。
ちなみに最上階はこの部屋(ダブル)1部屋と、ツイン2部屋の3部屋をのぞけば、残り18部屋すべてスイートルームらしく、
玉吉の虚しさも相当なものであっただろう。
エレベーター横の部屋
矢印の反対側(向こう側)あたりが上の写真の部屋です。
反対側から写真撮るのをわすれたというマヌケぶり。
玉吉の部屋
あまり写真を撮ったりはしゃいだりしたので、明らかに怪しまれているようで、探検はこれくらいにして昼食に行く。
しかし沖縄に来て普通の洋食バイキングを食べるのは虚しいが、普通に食べると¥1900もするらしく、
それをタダで食べられるので少し得した気分になる。
しかし中に入るとやはり80%がカップルであり、またまた気分が悪くなる。
玉吉は朝食チケットがあったようだが、多分2日分あったであろう。
それに対し我々は昼食チケットが1枚。
この、左には海水魚が泳ぎ白いピアノが鎮座するロビー、右は海。
しかも客はカップルのみなどというこじゃれた環境でメシを喰うのが一回限りだというのは助かる。
この環境に対抗するには、やはりブサイクな食べ方をするべきであろう。
とにかく食べ物を皿に大量に盛り、それをナイフ・フォーク・スプーンではなく、割り箸(一応用意されていた)でがっつく!!
ふふ、周りのこじゃれたカップルどもめ。我々には勝てまい!!
・・・見渡せる範囲に座っているカップル、すべて割り箸にて食事中。
我々の負けか!!
完敗し、小さくなりながらメシを食う我々に、隣の席に座っている連中の話し声が聞こえてくる。
その連中は男2人に女1人の3人だった。
男女のバランスが悪いので最初は従業員かと思ったのだが、どうやら話の内容からナンパでひっかっけたらしい。
さらに気分が悪くなったので、早々に立ち去り観光をすることにする。
フカキョン号に乗り込み、今日はとにかく最北端を目指すことにした。
カーナビをいじっていると、どうやら通常の音声以外にも、関西弁、東北弁、英語等、数バージョンの音声が入っていることを発見。
その中で我々の目を引いたものは、
クラリオンガール・はづき藍バージョン!!
ていうか誰?
芸能界に疎い2人。名前すら聞いたことが無く、困惑する。
クラリオンガールと言う言葉自体聞いたことはあっても馴染みが無い。
しかしクラリオンである。なんだかゴージャスな響きだ。きっとナビの声もゴージャスに違いない!!
なので早速はづき藍たんの声にしてみる。
「次の交差点、右だよ(はあと)」
などと超棒読み&甘ったるい声で話し掛けてくるではないか!
なにが「右だよ」だ! 貴様、誰に使われていると思っているんだ!
タメで話しかけていいと思っているのか!!「右です」と言え! カーナビの分際で!!
こんなもの壊してしまえ!! えいえい!! ・・・はぁはぁ。
さてカーナビの沈黙させたところで再び走り出す。
昨日は最南端を目指したが、実は結構大変であった。
意味の解らない交通規制にひっかかったり、
観光名所であるはずの最南端へ行く道が未舗装&車1台分の幅しかない&案内板が不親切&カーナビにすら道が表示されない等、
クーペではなくワゴンやセダンを借りていた日には、途中で車体を壁に擦っていたに違いない。
レンタカー屋の連中はこれを解っていてクーペ以外も勧めたのであろうか。だとしたら危うく沖縄の罠にはまってしまうところであった。
実は沖縄の罠はまだあった。
とにかく、どの車も法定速度を遵守しているのである。
どうやっても80km/hは出せそうな道路でも、制限が40km/hなら本当に40km/hで走っているのである。
もちろん我々も法律ですから守りますよ。法定速度を。
だが運転している京介が言うには、
「俺は40km/hで走れと言われたら走るぜ。だがこのフカキョン号がよぉ、走りてぇって言ってるんだよ。
俺の走りのパトスは誰にも止められねえってステアリングを通じて俺に語りかけてきてやがるんだよぉ。
底まで踏み込んでもいいだろ? 今夜、俺とこのマシンは伝説になるぜ。土屋圭市最速伝説〜」
などと言い出し、しかも語尾が素で少しおかしくなってきているのでもはや私には止められなかっただけだ。
しかしこのように法定速度はしっかり守るくせに、
ウインカーを付けずにいきなり曲がったり、対向車の右折車や路地から出てきた車がギリギリのタイミングで曲がってきたり、
安全運転なのかそうでないのかイマイチ解らず、かなり心臓に悪いところである。
まさか! サターンでクーペより車重のあるセダン・ワゴンを貸そうと薦めたり、ゆっくり走るということは、
それだけ我々観光客にガソリンを使わせ、地元に金を落とさせようとする魂胆か!
そのような電波妄想をしながら、
しかし北へ向かう道は空いていて快適なドライブが出来、最北端を確認し、また帰ってくる、それだけの1日であった。
走っている間はヒマなので、プロジェクトX「世界唯一の宇宙軍 〜翼よ天空に舞い上がれ〜」などを脳内放送。
国井アナのオネアミス宇宙軍正装コスプレを想像して萌える。
あと、ヒロポンが犬に噛み付かれいたが、本当に素で犬がちゃかちゃか歩いているのは驚かされた。
野良犬なのか、逃げ出すやつが多いのか、放し飼いなのかは謎。
ホテルへ付くと、なんと修学旅行らしき女学生が沢山居るではないか!
昨日とは違う学校が来たようである!
これで明日は楽しみだ!!
3つ出来た口内炎が一つにまとまり、直径5mm程の巨大口内炎になっていてかなり痛いのだが、
期待に胸膨らませ、金が無いので晩御飯は生タイプカップ天ぷらそばを食べ、寝た。