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(20) 犬目宿 「つい最近 熊が出たんですよ」という地元の人の話。ちょっとビビったなー。
平成18年10月10日、一部10月17日
| 「富嶽三十六景甲州犬目峠」で有名になった犬目宿は高地であるので富士山が綺麗に見えることで知られている。 この宿場も本陣1,脇本陣1,旅籠15軒という山間(やまあい)の小さな宿場で、比較的最近まで往時の面影が残る街道であった。残念ながら昭和45年の大火で当時の建物はほとんど焼失。それでも山間のひなびた街道という雰囲気は残っている。 |
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中央高速を横断する矢坪橋を渡ると右側に「大乗妙典日本廻国供養」と刻まれた供養塔が見える。その先に「山に入る坂道」(左)があるが、この道が旧甲州街道で、「矢坪坂」と言い「古戦場跡」でもある。 坂の入り口に「矢坪坂古戦場跡説明板」(右)が建てられている。 説明によると、 「享禄3年(1530)、北条氏縄の軍勢が矢坪坂に進軍、待ちかまえるは坂の上の小山田越中守軍。激しい戦いが行われたが多勢に無勢、小山田軍は敗退して富士吉田方面に逃げた」 という。 |
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坂を上り始めると畑の中で「パンパスグラス」(左)がキラキラ輝いている。秋だねー。 緩やかな坂になったころ「武甕槌(たけみかづち)神社」(左)の鳥居が現れる。 武甕槌命(たけみかづちのみこと)を祀った神社だそうだが、難しい字の神様だ。 |
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神社先の集落を通り抜けると薄暗い山の中に入って行く。崖の中腹の道を歩いて行くのだが左側はかなり深い崖。談合坂SAを望める景色の良い場所もあるが、そのうちに「座頭ころがし」(左)の看板が見える。 道は右写真のようで何の変哲も無い山道であるが、左側は足もすくむような深い崖。フェンスが無ければとてもじゃないが下を見て歩けない。 その昔、目の不自由な旅人が、前の人の声を頼りに歩いていたら、突然道が無くなって深い谷に。 |
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| 怖い思いの山道から人家の有る道に出た時はホッとした。ところが、猫がいたのでからかっていたら飼い主が出てきてもっと怖い話を。 「ついこの間、向こうの畑に熊が出たのよ。 イノシシはしょっちゅうよ。その山道なんか今もきっといるわよ」 おいおい、脅かさないでよ。 |
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熊が出る、イノシシが出ると脅かされた(脅かしではなく本当に出たそうですよ)集落を早々に抜け出し、坂を下ると「犬目宿・君恋温泉」(左)の看板がある。 「君恋温泉」いい名前だねー。 犬目宿へ入って最初に目にするのは「犬目兵助の墓」(右)。表示に従って左の坂道を登って行くと一般の墓に混じって兵助の墓標が建てられている。 街道にある説明板によると「甲州一揆の首謀者だった犬目兵助は逃亡し全国巡礼の後、犬目に戻り71歳でひっそりと亡くなっている」。 |
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犬目宿の町並みは5町26間というからざっと600m。ここも大火で昔の建物はほとんど焼失している。街道の突き当たりはほぼ直角に右へ曲がっており、その先は人家の無い山の中。 宿場の中程に鶴川・野田尻・犬目 三宿共通デザインの 「犬目宿碑」(右)と犬目宿案内板がある。 その後ろは犬目直売所となっており休憩も出来るので歩き疲れた足には嬉しい。 |
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脇本陣の斜め前、バス停犬目の前のお宅が「本陣跡」(右)。今の建物はもちろん大火後のものであるが、なんとなく本陣を思わせる外観が偶然か意図したものか。こちらもちょっと気になる。 |
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本陣跡の道路向かい側が「問屋場大津屋跡」(左)で、その先隣が旅籠屋であったそうだ。 この先は道路が直角に右に曲がっており、「寶勝寺」前を通ってアスファルト道が山の中へ入って行く。 ちょっと歩くと崖の中腹に「陰陽道祖神」(右)が祀られている。まさにそのもが一対で石で作られているのには恐れ入った。その近くには「夫婦道祖神」も祀られているが、おおらかでいいですなー。 |
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この先はどんどん山の中に入って行き、見えるのは「彼方の山並み」(左)ばかり。富士山が見えるはずだが、この日は霞が出てしまって残念ながら見ることは出来なかった。 しばらく歩いていると「君恋温泉」の看板。いいねー「君恋」とは。 少し先の道路左側にこんもりした小山、21番目の「恋塚一里塚」(右)がある。説明板には現存とも復元とも記載が無いが、こんな山奥にわざわざ復元の為の土盛りをしないだろうから現存の一里塚だろう。 |
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一里塚から5〜6分歩くと恋塚集落の入り口になる。ここは赤鳥居の下を右に入る道が旧甲州街道。集落の終わりに江戸時代の建物だという「馬宿跡の大きな建物」が(左)ある。 君恋と言い、恋塚と言い、ロマンチックな名前だね〜。 馬宿跡の先に、なんと「石畳道」(右)が出現。20〜30mの短い距離で県道に合流してしまうが、そいうえば、座頭転がしの近くでも数mだが石畳道を見たっけ。 |
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