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甲州街道道中記

   

(14) 与瀬宿  路傍の石塔群がなんとも素朴な風情を味あわせてくれる。

平成18年9月29日

 甲州街道は小さな宿場が多いが、与瀬宿も同様で、本陣1軒、旅籠9軒という規模。この宿場の名物は鮎であったが、安藤広重が「広重甲州道中記」の中で、ここの鮎は高い(値段が)とか不味いとか言ったようで物議をかもしたそうだ。JR相模湖駅前交差点付近から与瀬宿となる。

 駅前交差点から10分ほど歩くと右側の一段高くなったところに「明治天皇小休止址碑」(左)が建てられ、傍らに「与瀬本陣」(左)と記された標柱がある。ここの本陣はかなり大きかったようだ。

 本陣跡横の坂道が旧甲州街道でここを入るとすぐに「與瀬神社」(右)の鳥居がある。
 与瀬の権現様と親しまれている神社なのでちょっと寄り道を。 ところが、ちょっとではなかった。何回も階段を登り、最後は足もすくむような急階段。これだけ苦労すれば御利益も有るだろう。

コメント:八王子在住のK様から 『 「瀬神社」ではなく「瀬神社」が正しいですよ』 とメールを頂きました。あらためて神社説明板の写真を見ると「與」となっておりました。あわて者ですね。 「興瀬神社」ではなく「與瀬神社」に訂正致します。 K様、丁寧なご指摘ありがとうございます。

 與瀬神社へ行く途中に「慈眼寺」という寺院が有るが、その墓地の「曼珠沙華(彼岸花)の群落」(左)は見事だった。墓地全面が真っ赤に燃えている。

 街道に戻り先へ行くと、行き止まり。階段を降り中央高速の高架下の国道20号に入ると、どういうわけかラーメン店が。

 ラーメン店の前に「貝沢」(右)と記された道標があるが、その先を「右に登る道が旧甲州街道」(右)である。

コメント:ラーメン店の右側を山の中へ入る道が本来の旧甲州街道であるが、途中で途切れてしまうので、国道脇の道を上がって行く。


 坂道を登り切ると一気に見晴らしが良くなり、眼下に相模湖が一望出来る。ところが、家に帰ってから写真を整理したら1枚も撮影していなかったという。なんたることか!

 眼下に相模湖を見ながらの街道歩きは中々良いものだ。しかも「路傍の石塔群」(右)が風情を添えてくれる。この他にも単独の馬頭観音などもあり旧街道らしい雰囲気の残る道である。

 どこを歩いても彼岸花(曼珠沙華)が満開で、正に秋真っ最中であるが、「秋の象徴 いが栗」(左)とも出会えたので思い出に残る街道歩きになってきた。

 道なりに歩き、「横橋配水池」の先を大きく左にカーブすると民家が現れる。 ここを「左に下って行く道が旧甲州街道」(右)であるが、標識が何も無いのでちょっと不安がよぎる。

 左へ曲がると下りが続く。中央高速も歩道橋で越え、下る、下る。一気に下って吉野宿へ。

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