K2の製作(SN2484)
K2のCQ誌の製作記事を読んだり、ネットで情報集めをしましたが、部品点数がK1に比べて極端に多い。これは完成させることが出来るかどうか迷いましたが、ダメであればその原因を見つけて正しく動作させるのも技術のうちという気持ちで挑戦しました。( )内はマニュアル頁
LCDバックライト(P26) バックライトにA,Kのシンボル。そういえばアノード、カソードという言葉があったな、どっちがプラスだったっけ?回路図を見ながら極性を判断して半田付け。言葉も忘れている。hihi
周波数カウンタ較正と
CPUクロック(P57)
K2は内蔵周波数カウンタの機能を利用できるようになっている。MPUのクロックは4MhのXtalで生成しているが、カウンタを正しい値にするために、以下の操作を行う。
@PLLのRef周波数をこの内蔵周波数カウンタで測定する。
AまたRef周波数を較正済みの外部測定器等で測定する。
そして@の測定値=Aの測定値となるように、MPUのクロック周波数4MhをC22で微調整する。私はデジタル周波数カウンタを持っていないので、デジタルディップメータ(デリカ)を使ってAの測定を行い@=Aとした。(Ref周波数は12090.75Khz)

コンデンサの値(P58) VCO回路が完成したあとで、この出力電圧をバンド別に測定して全バンド正しく発振しているか確認する。ここで80mバンドだけ測定値が0.7V位しかない。正しくは1.5〜7.5Vとのこと。80m以外は3.5〜6VなのでOKだ。VCOはハートレー発振回路。80mだけNGなのでバンドのCがおかしいのでは、と見当をつけてCを基板からはずしてみたら271を取り付けるところ221を付けていたことを発見。正しい値にしたら80mも正しい出力となった。コンデンサは拡大鏡を使って値を読んでから半田付けをしていたのだが221と271の読み違いだった。
ファイナルの動作(P66) ファイナルPAの動作は準A級で設計してあるが効率を上げるためにタンクコイルに巻いてあるバイアス電圧を得るコイルの巻数を少なくして動作点をC級にして、消費電流を減らすことが出来る。QRPでCWのみならばそのほうが良い。が、将来改造のことを考えて標準のまま(A級)とした。完成後にこのコイルの巻数変更はかなりむずかしい。なにしろコアからのコイルリード線が8本。最短の配線でこれらを同時に基板の穴に差し込み半田付けするのはかなり手間取ったから。

フィルタキャリブレーション
(P86)
製作ではこの作業が一番難しかった。
調整前は1つの信号が2箇所で聞こえたり、送受周波数が微妙にずれている、などの現象があった。マニュアルにBFO較正の目安があるけれどもあくまで参考。ここはマニュアルにある手順にしたがって根気よくやっていく。この作業は試行錯誤という点で、かつてのヘテロダイン受信でバンド全体について455Khzにするトラッキング作業を思い出した。

sprectrogramというソフトを使ってAF信号のFFT波形を見ながら調整することをエレクラフト社のサイトで見つけ、そのソフトをダウンロードしてBFO周波数を調整した。こんどはピタリ調整できたようで受信最中にフィルタの選択度を変えても信号は見失わないし、CWをリバースにしてもトーンピッチが変わらない。これで実際QSOに使えそうだ。
製作期間は週末のみの作業で約1か月半。おおきなトラブルもなく無事に完成したのはやはりこのキットの再現性のよさによるところが大きいだろう。組み立てにあたってはK1を作成した経験がとても役に立った。完成後は、回路図を読みながら信号トレースをする、という製作とは別な楽しみも出来た。

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